引越しが決まったら1〜2週間前までには電気の停止または解約の手続きをしておきましょう。
実際には引越しの当日や前日でも大丈夫なケースがほとんどでしょうが、引越し日に近くなると準備や手続きでバタバタするもの。心に余裕がなくなって忘れがちです。
もっと早くても大丈夫なので、引越し先と引越し作業の日程がはっきりと決まったら、さっさとやってしまえば後が楽です。(引越しまで1週間ぐらい余裕があればネットでの手続きも可能。仮に忘れてて前日や当日になっても、電話であれば大丈夫です。)
電力会社との契約変更の手続きは、管轄エリアが同じなら電話1本で「旧居の停止」と「新居での利用」の両方の手続きができます。いろいろと手続きが多い引越し準備において、これはすごく助かります。
ただし、中長距離の引越しで電力会社がちがう場合は、「旧居での利用停止=解約」と、「新居での利用開始」の手続きは別途やる必要がでてくるので注意が必要です。
東京から名古屋に引っ越した体験談
ここで僕の体験談をすこしだけ。
いままで海外への引越しでは東京電力の解約をなんどかしたことありましたが、日本国内では東京と神奈川にずっと住んでたこともあり、ずっと東京電力エリアでした。
だから引越しのときには電話1本で「旧居での停止の日程」と「新居で電気を使いたい日」を伝えるだけで済んでたんです。
それが今年はじめて東京から名古屋に引越したところ、名古屋では東京電力ではなく中部電力が電力の供給会社なので、引越しまえに「東京電力との契約は解約」、名古屋に引越すにあたり「中部電力とあたらしく契約」することになりました。
管轄するエリアが違うのであたりまえっちゃ当たり前の話ですけどね。「いざ引っ越したら電気が使えない!」といったことのないよう気をつけましょう。
各電力会社の管轄エリア
そこで、エリア毎にどういった振り分けになってるのか気になったので調べてみました。
賃貸契約したときに説明されるでしょうが、もしわからないようであれば参考にしてみてください。
北海道電力(北電、ヘプコ)
北海道
東北電力(東北電、東北エプコ)
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県
東京電力(東電、テプコ)
東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県、静岡県の富士川以東
中部電力(中電)
愛知県、長野県、岐阜県の大半、三重県の大半、静岡県の富士川以西
関西電力(関電、ケプコ)
大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、福井県の一部、三重県の一部、岐阜県の一部
北陸電力(北電)
富山県、石川県、福井県の一部、岐阜県の一部
中国電力
広島県、山口県、岡山県、鳥取県、島根県、兵庫県の一部、香川県の一部、愛媛県の一部
四国電力
香川県、徳島県、高知県、愛媛県
九州電力
福岡県、長崎県、大分県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、広島県の一部
沖縄電力
沖縄県
ふぅ。こうしてみると、同じ県でも住むエリアによって電力会社がちがったり、なかには同一市内でも道路一本はさんで別といったとこもあるようです。
電力量というよりも、市町村の合併や自然の地形などが関連してそうですね。興味深い。