引越しは値段が安い赤帽などの個人業者や小規模な引越し業者だと心配だし、大手業者にお願いすると値段がすごく高い。でも引越しの値段はできるだけ下げたくありませんか?
そうした悩みを解決するのがいろんな業者からまとめて見積もりをとれる一括見積もりサービスなわけですが、メリットばかりが先行して、デメリットを知らない方が多い気がします。
そこで、引越し一括見積もりを利用することでのメリットとデメリット、そして実際に利用してみたぼくの体験談をみていきます。
そしてさいごに見積もりを取る上でオススメできるサービスを紹介するので、ぜひ活用してみてください。
目次
引越しの一括見積もりとは?
引越す場所と荷物の量をいちどネットで入力するだけで、いろんな引越業者からまとめて見積もりを入手できるサービスです。複数の業者に別々にお願いするのはかなりの手間なので、とくに引越費用をおさえたい方に使われてるようですね。
ただし、そうしたメリットだけでなく、デメリットもあるので利用には注意が必要です。
引越し一括見積もりのメリット
まずはメリットから。
いちばんはやっぱり、簡単にいろんな業者から価格をとれることでしょう。
ふつうに30社とか50社から見積もりがとれるので、それらを比較すれば一番安く引越できるのは間違いありません。引越は多くても数年に一度ぐらいしかしないでしょうから、どうしても相場を把握するのが難しいですし、がんばって知ろうとしてもすごく大変。
さらに業者によって値段設定はバラバラで、値下げすることを前提として最初はものすごく高い値段を提示されることがほとんどです。
よほど時間がないなら仕方ないですが、1社だけで決めることは絶対にしないように!
複数社から見積もりを取ることは必須ですし、引越業者の営業マンとはもうプロとの交渉ごとだと思って話をするのが望ましいです。
とはいえ相手はプロなので、それらしいことを言われて言いくるめられることも多いですけどね。少なくとも、あるていど納得できるとこまでは交渉(というと大げさですが)、話し合いましょう。
引越し一括見積もりのデメリット
ぶっちゃけ引越し一括見積もりはデメリットもあります。
リスト形式にしてみます。
- メールでは見積もり価格を提示してこない業者もある。
- 各業者から電話とメールが大量にくる。
どうしてこうした事態が起こるのかというと、とにかく契約をとりたい個人業者も数多く登録してることが原因な気がします。なかにはモラルもへったくれもないような悪質としか言えない人たちも・・・。
もうメールも電話もスルーできるタフさがあればいいんでしょうが、それでも携帯が鳴りつづけますからね。
ただし、いまでは申し込み時に業者の数や業者名を指定できるとこもあるので、うまく活用すればこのデメリットは防ぐことも可能です。
参考:引越しの一括見積もりサービスを徹底比較!上手に活用して安くラクにお引越し。
初めて利用した体験談(2005年)
費用をおさえたかったので、いちどだけ利用したことがあります(その後もう一回使ったので、この次の項目に書きました)。
ネットで検索するといろんなとこが出てきますからね。いろんなとこで紹介されてて良さそうなところを選びました。
夜の11時頃。引越し先もきまってたので、現住所と引越し先、持ってく荷物の量などを入力して一括見積もりへの申し込み完了〜!
「明日にでも5社ぐらいからメールで価格の連絡あればいいいな・・・」とおもった矢先、いきなり僕の携帯に電話が。
ただもう夜中ですよ、これ。まさかの事態にビビりました。
その知らない番号からの着信をうけてみると、おどろいたことに引越しの見積もりでした。きいたことない先で、どうやら個人事業主がやってるちっちゃなとこ。もう話し方もぶっきらぼうで一般常識にかける感じだし、いくら申し込んだ直後とはいえ、この時間に電話してくるってどうなのよ?ってね。
いきなり即決をするよう迫られましたが、まだ他にどっからも見積もりがでてないので決めれるはずがありません。だってその言い値が高いか安いのかさっぱりわからないので。一応話は聞いて、数日待ってほしいと伝えて電話をきりました。
ここで学んだのは、一括見積もりに申し込むときは、すぐに電話やメールが来る可能性があると頭に入れておくこと!事前に分かってれば僕のようにテンパることもないはずです。
もし遅い時間に電話がかかってくるのが嫌であれば、
- 夜遅い時間を避けて申し込む
- メール連絡だけ可にする
- 要望として申し込み時に伝えとく
といった手も有効だと思います。
その後、翌日、翌々日に10件ほどメールと電話がありました。ただ見積もり価格にはかなりの差があり、比較することでこうも値段が変わってるくるんだなという実感は持てましたね。
なかにはメールで価格も書かずに、「まずは電話ください」といったとこも数社あったのは残念です。
それで結局そのなかから安かった大手引越し業者さんにお願いしたんですが、申し込み直後に電話してきた「あの人」が毎日のように電話してきてですねぇ…。
「ほかと契約するな、安くする」ってマジでしつこいわけ。ほとほと嫌気がさすレベルで。さらに信じられないのは、他者と契約したこと伝えると「もっと安くするのになんでウチじゃダメなんだ!」と怒りだしてしまいました。
もうぼくは内心、ダメだこのオヤジ、アホすぎ…と呆れるしかありませんでしよ。これで商売できるのかいな。かわいそうに。
で「値段が安くてもお客さんのことを考えない業者には大事な引越しを任せられません!」とはっきり伝え、もう一方的に電話をきりました。
まあ死にものぐるいなのはわかりますが、こうした一部の個人や業者が一括見積もりの評判を下げちゃってるんだと思いますね。せっかく複数の業者と比較できる機会にもかかわらず…。
ただ今じゃ上でも触れたように、複数の業者を指定して一括見積もりできるので、こうした心配は以前よりかなり改善してるはず。多少の煩わしさはあっても引越し価格を抑えられるのは魅力的ですし、利用してもいいでしょう。
どういう人にオススメかは、一括見積もりサービスを比較した参照先リンク(上のほうに載せたやつ)を見てみてください。あんな感じです。
2回目に利用した体験談(2017年)
はじめて引越しの一括見積もりを利用してからもう10年以上がたちました。
このあいだにも引越しはなんどもしてきたとはいえ、一括見積もりは上記の通り嫌な経験をしてるためずっと利用してこなかったんですよね。
がしかし!
ここでまた引越しする機会があったので、まずは一括見積もりを利用せず、2社に直接電話で訪問見積もりを依頼しました。
そして値段を取ったあとで、どうも値段に納得できなかったので引越しの一括見積もりを使ってみたんです。
依頼するときに「連絡手段は電話じゃなくメールでお願いします」とでも書いとけば電話攻撃は受けないよ!と言われてることも多いので、それを確かめてみました。
で結論からいうと、夜の8時過ぎにもかかわらず電話をかけてきた。。。大手と中小の1社ずつ。ひどいっす。
それとてっきり色んな会社から大体の価格を取れるかと思いきや、なぜか見積もり依頼できたのは大手3社と中小の2社、合計5社のみでした。なぜだ?
しかもいちばん驚いたのは、すべての会社から自動返信メールがすぐに届き、3社は価格の記載がいっさいない。
そして2社は参考価格として記載はあるものの、結局のところ訪問見積もりしないとわからない。
そういった内容です。
しかもこの参考価格が載ってた1社は、一括見積もりをする前に直接電話して訪問見積もりしてもらった会社です。
で、事前にもらってた見積もり金額はメール記載のものより5万円も高いものだったので、この一括見積もりでもらう金額がほぼ参考にならないことを証明したよう形になってしまいました。
ん〜、本当に利用した意味がわからない。
ただ唯一やってよかったと思えることがひとつだけあって、それは、似た引越し条件の相場を知れたことです。
一括見積もりを終えるとこうやってザックリとでもわかったのは助かったなと。
むしろ、一括見積もりでは業者の価格を比較できるというよりも、数あるなかから業者を絞ってくれて、こうした料金相場を知れることがメリットかなとは思います。
引越し業者はものすごく数が多くて悩むので、それを選別してくれて向こうから連絡を取ってくれるのは、忙しい人からすれば楽っちゃ楽でしょう。
これはこれでありかもしれませんね。
が、さいごにもう1点だけ!
じつは今回の一括見積もりを依頼するもう半年ぐらい前ですが、いきなり知らない保険屋さんから携帯に電話がかかってきました。
知らない電話番号です。
それでいきなり保険の勧誘をはじめるので不思議だったんですが、どこで番号を知ったのか聞いてみると、◯◯(引越しの一括見積もりサイト)が出てきました。
上で体験談を書いた、初めて利用したサイトです。
利用したのはもう10年以上前の話なんですけどね。。
つまりこれがどういうことかお分かりですね。
そういうことです。
さいごに
1回目は最終的には引越し一括見積もりを利用して大手業者さんにお願いしましたが、あまり考えずにふら〜っと申し込んだこともあり、それなりに疲れました。
とくに電話対応で消耗したなーと。
ただ、最近になって新しい一括見積もりサービスが誕生しました。
これね ⇒【引越しラクっとNAVI】
ふつうの一括見積もりサービスは各引越し業者とのやりとりはすべて自分たちでやらなきゃいけないため消耗します。
しかし、ここはこの会社がそうした骨の折れる作業をぜんぶ代行してくれるので楽チンです。
こんなサービスを待ってた人が世の中にいっぱいいたため、利用者をグングン伸びしてるみたいですね。
むしろ今回こっちを使ってみればよかったのかもな〜とちょっぴり後悔しています。