最寄駅からの距離はみなさん気にするとしても、公共のバスのルートや頻度を確認しない人はかなり多いのではないでしょうか?
「自転車で通うから平気」、「都心部だからバスも10分に1本ぐらいあるはず」、そうした希望的観測をなんとなく思い描いたまま契約してしまうと、あとあと後悔することになりかねないので注意が必要です。
自転車でも雨の日のためにバスの状況確認を
ふだんは最寄駅や通勤先まで自転車で通うとしても、「雨や雪が降ってる日」や真冬となると、なかなか厳しいものがあります。
引越しを決めた時期はよくても、そうした日常生活のいちぶや四季を意識するだけで、おのずとアパート探しのチェックポイントが変わってくるものですよ。
なんとかなるっちゃぁその通りですが、いきなりそうした場面に遭遇すると焦るので、事前にかんがえておけると安心。大事な商談や海外出張の日にはじめて重なってしても焦りますからね、すくなくともアタマの片隅には入れておきたいかな。
それと、バスを利用したときの所用時間も。
徒歩だと20分でつく距離も、迂回が多いバスでは1時間かかるなんてこともザラにあります。知らずに乗ったら遅刻するレベルです。
まえもって知ってれば、天候状況によって我慢して徒歩で行くのか、時間がかかってもバスを利用するのか決めればいいでしょう。
バス網がない陸の孤島かも
最寄り駅から遠いからといって、必ずしもバスの交通網が発展してるわけではありません。ぼくの地元、東京の山奥の青梅では2時間に1本、最終バスは5時までというエリアもふつうにあります。
しかもまだそれはいいほうで、山のなかを点々と家が建ってるエリアもあるので、そうした場合はバスさえも走ってなかったりします。奥多摩の山奥とか。
物件探しのときには、そうした電車以外の公共の交通機関(バス)の運行ルート、時刻表をざっくりとでいいので確認しとくようにしましょう。
いまじゃネットで調べられますからね、存分に活用することです。
あとは不動産屋さんに直接きけば教えてくれるはずです。
電車よりバスが便利なことも!
ぎゃくのことも起こりえます。最寄駅までは仕方なく自転車で行くつもりだったけど、よく調べてみたら、徒歩から行けるバス停がメチャクチャ便利だったとか。
これはまさに僕がいま住んでるとこで起きたことで、最寄駅から遠くてもいいので家賃が安めのとこに決めたわけです。
もともと自営業なので電車はほとんど使わないですし、「最寄駅までは自転車で20分ぐらいかかってもいいよな…」と考えてました。
ただ実際に引越してビックリしたのが、なんと引越し先から徒歩5分のとこに大きめのバスターミナルがあり、そこから名古屋の中心地である栄や名古屋駅まで1本で行けることが判明!!!
しかも料金は電車より安くて一律210円。片道50分ぐらいかかるとはいえ、すごい発見ですよ、これ。便利です。
てかですねぇ…。不動屋さんに物件紹介してもらい内見したときには、そうしたバスがあることはボソッと聞いたものの、期待してませんでした。「もうちょっと説明してよ〜…」と言いたくもなります(笑)
まず、いままでの生活は電車中心でバスを利用する選択肢があまり思い浮かばなかったですし、まさか10分ごとに運行してるなんて、想定外。
ここで感じたのが、「賃貸物件を紹介してくれる不動産屋さんは、あまりバス情報を知らなそうだな…」と。こんかいは引っ越すまえに少し情報を得られたのがよかったものの、場合によってはまったく知らないまま引っ越す方も多いのではないでしょうか?
最寄駅と、その最寄駅に行くバスだけ確認して、そのほかのバスの運行ルートは知らないといったことも。ほんともったいない!
なかには、電車で行くよりも最短だったり最安だったり、使い勝手のいいルートがあるかもしれませんよ。
ぜひ引越しまえにはいちどチェックするようにしておきましょう。