みなさん、内見して不動産業者の事務所に戻ったら、そのまますぐに契約して「ホッ」と安心してしまってませんか?
内見後の申し込みはまだ本契約ではなくキャンセルできるので、気になることはしっかりと確認したほうがいいですよ。
その代表的なのが駅からの距離、すなわち実際にかかる時間です。
内見時は近ければ徒歩でいくこともあるでしょうが、基本的には車のことが多いと思います。そうすると感覚が麻痺してわからないんですよねぇ。
しかも車と徒歩だとつかう道がちがったりするので、まったくアテにならないこともしばしば。
あとは事前資料としてもらった物件説明の駅からの距離は、さら地での直線距離なので、あくまでも参考程度にしかなりません。これをわかってないと住んでみて後悔することになるので注意が必要です。
…途中で開かずの踏切があり毎回そこで10分ほど待たなきゃいけなかったり(ぼくはこの経験あり)、いざ引っ越してみたら「思ってたよりかなり遠い!あの説明ウソじゃん!」とならないように気をつけてください。
対策は、実際に歩いてみること。
これはやっておいたほうがいいです。ぼくは内見して気に入って申し込んだあと、最寄駅から物件まで必ず歩きます。ほんと、思いもしなかったことに気づいたりするので・・・
ひとつ実体験をだしましょう。
ぼくが学生のころに借りた東京の町田の物件は、駅への最短距離にはラブホテル街を通らなければいけませんでした。そこには夜には売春婦がウロウロとしてましたし、それを避けると10分ほどの遠回りになります。学生街なのにねぇ・・・
なので仕方なく毎日通ってましたが、そのたびに「お兄さん、どう?」と声をかけられるのに気持ちが辟易したのを思い出します・・・
もし地方から上京したての女の子がそこを毎日通らなきゃいけないなんてことになると、気持ちが滅入ってくるのも仕方ないですよね。
「ぐすん、しょうがない…運がわるかった…」と数ヶ月もたたずにまた引越しといった事態はできるかぎり避けたいものですな。
以上、距離だけじゃなく、こうした事例もあるので、契約前に駅と物件のあいだを歩いておくことはとても大切です。ネットや内見では気づけなかったことが見つかるはず!ぜひ頭の片隅にでも入れておくといいですよ。
それではまた。