こうした物件があるの知ってますか?
利用客は外国人が中心で、ホームページを多言語で閲覧できることからも、はじめて来日する方にはものすごく便利です。
ぼくはオーストラリア人の妻がいて感じますが、日本の賃貸の仕組みって不思議なことが多すぎるんです。海外は礼金はありませんし、レオパレスやウィークリーマンションのように、ふつうは家具付きです。
だから海外から来日した人が驚くのが日本の賃貸システムで、日本語がさほどできない彼らにとって、賃貸はすごくハードルが高いんです。
さらにオーナーによっては外国人NGの物件があったりするので、どうしても借りれる物件も限られてきます。
過去に嫌な体験があるのかもしれませんが、これもどうなんですかねぇ・・・、いまどき外国人だからダメって。トホホ(ことしの名古屋への引越しでも経験しましたよ泣。妻がオーストラリア人だから嫌だってさ。なんか悲しくなるね…)
ほんと、タトゥーが温泉で認められなかったり、日本は外国人にたいして冷たい制度が根強く残ってるなぁ、と考えさせられます。せっかく助け合いの精神からか、外国人が日本にきていちばん良かったのは「人の親切さ」だって統計もあるのに、もったいない・・・
今回紹介する「サクラハウス」は相場より高めなので、ほかの賃貸物件も気軽に借りれるようになればいいとは思いますけどね。実際には言葉の壁や、高齢者で外国人を毛嫌いしてるような人もいるのでどのていどまで進むかはわかりません。
そこで制度がまだ整わない日本では、こうしたサービスが人気を博すことになるんでしょう。
サクラハウスとは?
ひとつの家を部屋ごとに区切って間貸しするシェアハウスです。
家具がそなえ付きなので、すぐにでも入居できるのが特徴。さらに共用部分の清掃やトイレットペーパーの補充などは、管理会社のスタッフが週1回ほどきてやってくれます。
そこで僕の妻(当時は彼女)がこのサクラハウスの物件に住んでて僕もよく行ったので、そのあたりの感想をすこし。あくまでも数ある同社物件のなかの1つということになります。
利用客の大半は外国人
これだけの言語展開してれば、来日する外国人の90%ぐらいはカバーできるんじゃないでしょうか。スタッフに積極的に外国人をいれてるようですし、ターゲットを海外からの来日にしぼってるので、わかりやすくていいですね。
彼女がすんでるあいだに他の4部屋は、イギリス人、ドイツ人、中国人、スウェーデン人がいて、なかには旅行で1週間ほどだけ利用する人もいるので入れ替わりはそれなりにあります。
なんども住民はかわりましたが、日本人はいませんでした。便利なので使うひともいるとは思うものの、それほど数は多くないんじゃないでしょうか。
外国人には嬉しいサービス、価格は相場より高め
それで日本人のぼくの視点でみると、正直いって、家賃は相場より高めです。でもいい点は、インターネット、ガス、電気、水の料金が込み込みで、宿泊者がべっと支払いに行く必要もないので楽チンなんですよね。このへんがビジネス的にうまいなぁーと。
ただ何といっても、ここは家具付きプラス外国語、さらに礼金なしといった、とにかく外国人にはやさしいサービスになってるので、とくに初めて来日する日本人には使いが勝手がいいはずですよ。
でボロボロの築30年以上の家もふつうにあるのでその点は注意が必要。ここを長期旅行するときの拠点にしたり、まずはサクラハウスで借りて「住みたい地域」などの知識をつけながら賃貸物件を探しをする、といった使い方もすごく有効ではないでしょうか。
実際に妻も日本の土地柄がよくわかんなかったことから、はじめは神田のビジネス街のサクラハウスにしてしまったようで、1ヶ月後には北千住に引っ越しています。逆にいえばそれだけ気軽にポンポン動けるのが特徴なので、短期滞在型ホテルのように利用するのもいいでしょうね。